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ラングドック・ルーションワイン(Langudoc,Roussillon)

1.ラングドック・ルーションワインの産地
2.ラングドックワインのA.O.C.
3.ルーションワインのA.O.C.

1.ラングドック・ルーションワインの産地

ラングドック・ルーションワインの産地

地中海,リヨン湾に面する丘陵地帯がラングドックルーションのワイン産地です.ラングドックルーション地方の広大なブドウ畑から,大量のワインが生産されています.ワインの多くは日常消費用のテーブルワインやヴァン・ドゥ・ペイですが,近年品質が向上しA.O.C.ワインに昇格した地区も増えてきています.日本ではヴァン・ドゥ・ペイは良く見かけるのですが,A.O.C.ワインが店頭に並んでいるのはまれです.ボルドーやブルゴーニュに人気が偏っているため,輸入が少ないのでしょうか.値段も手ごろで(A.O.C.ボルドーと同程度)お買い得なのですが.

2.ラングドックワインのA.O.C.

コルビエール(Corbieres)

コルビエールは1985年にV.D.Q.S.からA.O.C.に昇格しました.赤ワイン・白ワイン・ロゼワインのAOCを持っています.コルビエールで生産されるワインの大部分(90%以上)は赤ワインでコクのある力強いワインです.コルビエールのワインはスーパーマーケットでも良く見かけます.

コトー・デュ・ラングドック(Coteaux du Languedoc)

コトー・デュ・ラングドックでは紀元前5・6世紀ごろからワインが作られており,フランスで最も古いワイン産地の一つです.コトー・デュ・ラングドックは1985年にV.D.Q.S.からA.O.C.に昇格しました.広大な産地で地域により生産されるワインの性格が異なるため,ラベルには村名が記されています.生産されるワインは約8割が赤ワインで残りが白ワイン・ロゼワインがほぼ同量です.

ミネルボア(Minervois)

ミネルヴォワは1985年にV.D.Q.S.からA.O.C.に昇格しました.赤ワイン・白ワイン・ロゼワインのA.O.C.を持っています.ミネルヴォワで生産されるワインのほとんど(95%以上)はフルーティーな赤ワインです.

サン・シニアン(Saint-Chinian)

サン・シニアンコトー・デュ・ラングドックの1区域でしたが1982年にAOCを取得しました.生産量の約9割が力強い赤ワイン,1割がロゼワインです.白ワインはコトー・デュ・ラングドックの名前で出荷されていましたが,2004年にAOCを取得しました. サン・シニアンのワインは70%がフランス国内消費.輸出量の約1.5%,78000本ほどが日本に輸入されているそうです.

フォージェール(Faugeres)

フォージェールコトー・デュ・ラングドックの1区域でしたが1982年にAOCを取得しました.フォージェールで生産されるワインの8割が赤ワインで2割がロゼワインです.フォージェールのワインは80%がフランス国内消費,20%が輸出用です.日本はイギリス,ベネルクス3国とともに重要な輸出相手国となっています.

フィトゥー(Fitou)

フィトゥーはラングドックで最も早く1948年にAOCを取得した地区です.AOCは赤ワインのみで,力強いワインです.2つの地区に分けられていますが,海側の地域で産するワインがより力強いものとなっています.

リムー(Limoux)

リムー地区はラングドック地方の西部にあり,気候的には地中海性気候から大西洋の影響のある西岸海洋性気候へ移り変わるところに位置します.リムーで生産されるワインの90%は発泡性のブランケット・ド・リムークレマン・ド・リムーで品質がよくシャンパーニュより値段も手ごろなので人気があります.ブランケット・ド・リムーが作られたのは1531年でシャンパーニュに先立つという記録があります.

カバルデス(Cabardes)

カバルデスはラングドック西部の都市,カルカソンヌの北にあるワイン生産地区です.カバルデスは比較的最近の1999年にVDQSからAOCに昇格しました.赤ワインとロゼワインのAOCがあります.カバルデスで作られるワインの90%は赤ワインで,少なくとも40%はボルドーなどで使われるカベルネ・ソービニオンとカベルネ・フランを使うもので,他のラングドック地域のワインとの差別化を狙っています.

コート・ド・ラ・マルペール(Cotes de la Marpere)

コート・ド・ラ・マルペールは2006年にAOCを取得しました.生産されるワインの90%は赤ワイン,10%がロゼワインです.気候的に大西洋の影響を受けるため,カベルネ・ソービニオン,カベルネ・フラン,メルローなどのボルドー系の品種が使われています.

クレレット・デュ・ラングドック(Clairette du Languedoc)

クレレット・デュ・ラングドックフィトー地区とともに,1948年にラングドック地方で最初にAOCを取得しました.クレレット・デュ・ラングドックで生産されるワインは,クレレット種100%で作られる辛口の白ワインです.

ミュスカ・ド・リュネル(Muscat de Lunel)
ミュスカ・ド・フロンティニャン(Muscat de Frontignan)
ミュスカ・ド・ミルヴァル(Muscat de Mireval)
ミュスカ・ド・サン・ジャン・ド・ミネルヴォア(Muscat de st-Jean-de-Minervois)

ミュスカ・ド・リュネルミュスカ・ド・フロンティニャンミュスカ・ド・ミルヴァルミュスカ・ド・サン・ジャン・ド・ミネルヴォアの4地区では,天然甘口白ワインが作られています.白ブドウのミュスカ・ブラン・ア・プチ・グランから作られる糖度の高い果汁を醗酵させ,途中でアルコールを加え醗酵を止め,甘口に仕上げたものです.アルコール度数が15%と高く,ラベルにはヴァン・ドゥー・ナチュレール(Vin Doux Naturel)の記載があります.